これから民泊で稼ぎたいというあなたに向けて「民泊の始め方」をゼロから丁寧に解説していきます。
東京オリンピックが開催される2020年、民泊収益は通常時の3~5倍と言われています。
出来るだけ早く民泊の運営を始めてオリンピック期間に万全の状態で集客ができるようにしましょう。
目次
民泊を始めるには下記7つのステップを踏んでいきます。
1. 物件を探す
2. 家具・家電・アメニティを準備
3. 法律上の手続き
4. リスティングを作成(物件掲載)
5. 清掃代行を選ぶ
6. 運営代行を選ぶ
7. ゲストを迎える
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.高収益な民泊物件を探す
民泊を始めるために物件は必要不可欠ですよね。
ただし、物件を探し始める前に民泊で高収益を狙える物件の「法則」について知っておきましょう。
- 主要観光地に近い
- 最寄り駅に近い
- 間取りが広い
民泊の利用客は8割型外国人旅行客のため、主要な観光地に近いほうが集客力が高まり稼働率も上がります。
また、外国人旅行客は荷物が多いため、駅から近い物件から予約が埋まっていきます。
このため駅近であれば多少料金設定が高くても予約が入り安くなります。
さらに、間取りが広い物件のほうが1泊あたりの料金設定を引き上げられ、高収益物件となります。
理由としては下記の2点です。
- 外国人旅行客はグループで旅行することが多く、1部屋で大人数が宿泊できないホテルや旅館との差別化が図れる。
- 1人あたりの料金単価が同じでも宿泊可能人数が増えればその分1部屋の料金設定もあげられる。
以上、高収益民泊の法則について解説しました。
実際に民泊物件を探す方法についてはこちらの記事で詳細に解説します。
また、実際に検討している物件でどれぐらいの収益があげられるのかは無料でシミュレーションすることが可能です。
収益シミュレーションの方法についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
2.家具・家電・アメニティを準備
物件が用意できれば、次にゲスト(宿泊客)を迎えるための設備が必要です。
寝るためのベッドや布団、ソファや調理用品など家具・家電・アメニティをしっかりと用意することでゲストの満足度が上がり、結果として良いレビューが貯まっていきます。
すると、Airbnbなどの民泊サイトからの評価もあがり、検索結果で上位に表示されやすくなります。
高いレビューを獲得することは、民泊収益が稼ぎやすくなるスーパーホストの称号獲得に大きく影響するため、最初の備品準備は気合をいれて取り掛かりましょう。
民泊を始める上で「最低限の必要なもの」・「あればもっと収益を伸ばせるもの」という区分でチェックリストをまとめましたので、参考にしてください。
3.民泊の法律に適応するための手続き
民泊を合法的に始めるためには3種類の法律のうちどれか1つに適応する必要があります。
・民泊新法(住宅宿泊事業法)
・特区民泊(国家戦略特別区域法)
・旅館業法
最もハードルが低いのが民泊新法下での民泊運営です。
ただし、民泊新法下での民泊には年間180日までの宿泊日数制限があり、この日数を超過したあとの物件の扱いについて検討する必要があります。
方法としては、
・民泊新法で運営しながら旅館業の手続きも並行して進める
・マンスリーマンションに転用する
・レンタルスペースに転用する
などが考えられます。
法律上の手続きについてはこちらの「民泊の手続き」に関するページで詳細に解説しています。
4.Airbnbなどの民泊サイトに物件を掲載
法律上の手続きが終われば、いよいよ民泊サイトに物件を掲載していきます。
まずは世界最大手の民泊仲介サイト「Airbnb」に物件を掲載しておきましょう。
実は、リスティングをする際にも高収益民泊を実現させるためのテクニックがあります。
・写真のクオリティ
・タイトル・説明文のクオリティ
・料金設定の最適化
上記3点は民泊収益を左右する大切な要素です。
詳細は「民泊の集客」に関して解説した記事を参考に進めてみてください。
5.民泊の清掃代行業者を選ぶ
物件を掲載したら、ゲストを迎える前にあなたの代わりに清掃をしてくれる代行業者を選びましょう。
本業で会社員として勤めながら民泊の清掃を行うことはできませんよね。
代行業者に清掃を委託することでゲストがチェックアウトしたあとに清掃を終え、次のゲストを迎える準備を整えてもらうことができます。
清掃代行の選び方の基準やおすすめの清掃代行業者についてはこちらのページを確認してください。
ただし、次に解説する「民泊運営代行」と「清掃代行」をすべて1つの業者で行う「完全代行」という形態もあります。
委託する業者を1つにまとめて楽に管理したいという方には「民泊完全代行」をおすすめします。
6.民泊運営代行業者を選ぶ
運営代行業者には民泊の運営に関する業務を委託することができます。
民泊では、ゲストと同じ物件にあなたが居住していない限り、代行業者に管理を委託することが義務付けられています。
このため、家主不在型の場合は運営代行業者の選定が必須です。
代行業者がどんな業務を代替してくれるのかはこちらのページで詳細に解説しています。
7.ゲストを迎える(=集客)
代行業者を無事選べたらいよいよゲストを迎える準備OKです。
代行業者を活用していれば集客についてもプロのノウハウに基づいて行ってくれるため、あなたが何か対策をする必要はありません。
とはいえ、民泊での集客テクニックについて知っておきたいという方は関連記事を参考にしてください。
民泊を始めるうえでの注意点
民泊にはトラブルが付き物だというイメージがあるかもしれません。
確かに、近隣住民やゲストとのトラブル事例というのは耳にします。
例えば、
・賃貸物件のオーナーに無許可で民泊を運営していた。
・近隣住民と騒音トラブルになった。
・予期せぬ使用方法をされ、家具・家電が破損した。
ただし、トラブルを事前に防ぐための対策は存在します。
事前のトラブル対策をしっかりとして、損をしないような民泊運営を目指しましょう。