民泊を取り扱う宿泊予約サイトが増えてきた昨今、物件情報の掲載は複数のサイトを載せて、それらをまとめて一元管理システムで運営するのが一般的です。
多くある中でもサイトへの登録なしで物件を掲載できるのが「Hotels.com」です。
宿泊予約の大手サイトの1つであるExpediaの傘下にあるサイトで、Expediaと連携して利用することができるのが特徴です。
Expediaとは、航空券とホテルの宿泊を同時に予約すると宿泊費が無料になるなど、お得なサービスを展開しているサイトです。
皆さんもCMなどで見たことがあるのではないでしょうか?
Expediaと比較して、クーポンや会員特典が充実している当サイトは、
「旅行したいけど、宿泊費は安く済ませたい!」
という層が多く利用する傾向があります。
学生などの若年層が代表的な例です。
なので、このような客層を狙っている方々にとってはうってつけのサイトです。
これらの話を含めて、当記事では、
・Hotels.comってどんなサイト?
・割引特典が目白押し!Hotels.comのメリットと戦略!
・民泊ホスト視点から見るHotels.comのデメリット!!
の3つについてお話します。
物件の掲載サイト数を増やして、たくさんのゲストの目に触れるようにしたいホストの方、安く民泊に泊まりたい若年層のゲストを狙っている方はぜひお読みになって、Hotels.comについて知っていただけたら幸いです。
Contents
ホテルズドットコムってどんなサイト?
まず、Hotels.comが一体どのようなサイトなのか、その概要を知っておきましょう。
Hotels.comは、アメリカテキサス州に本拠地を構えるオンライン旅行サイトです。
世界大手の旅行サイトであるExpediaを親会社にしており、主にホテル・旅館の掲載を行っていますが、民泊仲介業者の資格も有しているので、民泊の掲載も可能です。
日本では上記のCMに出演しているパグが有名ですね。
ホテルに比べて、民泊は宿泊費が安く設定されることが多いので、安い宿に泊まりたい若年層などを狙っていくことができます。
そんなHotels.comの最大の特徴は、割引やクーポンの種類が多いという点です。
代表的な例としては、10泊すると1泊実質無料になるという「Hotels.com Rewards」です。10泊の平均価格の金額がクーポンとなり、次回の1泊でその金額分を差し引いてくれます。
引用:Hotels.com
Hotels.comの無料会員となってログインし、宿泊するとスタンプが1個貯まるという仕様になっています。
適用除外日はありませんので、「Hotels.com Rewards」が利用できる宿泊施設ならばいつでも使えるようになっています。
他にもやHotels.com公式が発行している割引サービスである「キャンペーン」や「プロモーション」など、ゲストの財布に優しいサイトです。
何故割引ができるのかというと、他のサイトよりも広告費をかけていないからです。
その代わり、予算を「割引」というかたちでユーザーに還元しています。
それがクーポンやプロモ―ション、キャンペーンに表れているというわけですね。
勿論、ゲストがクーポンを利用したとしても、ホストは元々受け取る予定だった料金を受け取ることができます。
また、Hotels.com自体に施設登録することはできません。代わりにExpediaに登録することで、自動的にHotels.comにリスティングが追加される仕組みになっています。
Expediaに登録するということは、同時に2つの宿泊予約サイトにリスティングを記載できるというわけですね。
割引特典が目白押し!ホテルズドットコムのお得なクーポンから考えるホストのメリットとは?

1度申し上げた通り、Hotels.comにはゲストがお得に宿泊ができるクーポンや特典が豊富なのが大きな特徴です。
安くて利用しやすいサイトというのがゲストが持つ印象ですが、ホストにとってはどのような恩恵があるのでしょうか?
ここでは、Hotels.comのクーポンの紹介とともに、それに対してホストの方々がどのような対応をするべきなのかをお話していきます。
引用:Hotels.com
上の画像はHotels.comのクーポン画面です。
5%クーポン、1000円引クーポンと様々な特典がありますが、ホストが注目すべきは下の写真付きの割引です。
こちらはHotels.comが公式で発行している「プロモーション」と呼ばれるもので、ホストが発行することで、この割引を目的とした検索にヒットしやすくなります。
ならどうやって設定するのかという話ですが、これらの設定はすべてExpediaから行い、Hotels.comにも割引が反映される仕組みになっています。Hotels.comで探しても見つかることはないのでご注意ください。
Hotels.comでは、この「プロモーション」やHotels.com公式で発行されている「キャンペーン」を活用することで、
料金の調整
集客力の向上
空室の販売促進
を行うことが重要です。
より詳しくお話話しするのであれば、
「プロモーション」や「キャンペーン」を用いて料金の割引・割増を調整し、特定の検索の絞り込みにヒットしやすくする。
空室になっていて収益が上がらない部屋は「プロモーション」で直前割を適用して、少しでも集客できるように販売促進をする。
このように使うことで、ホストの方にも収益・集客力アップという恩恵があります。
では、具体的にはどう利用していけばいいのでしょうか?
ここでは、2つの例を挙げて説明してきます。
もっと詳しく知りたいという方は下記に「料金設定」についての記事を添付しておきますので、併せてお読みください。
https://hotelobo.jp/blog/2019/07/09/charge-setting/
その1.シーズン割

まず最初に挙げられるのは、繁忙期・閑散期で分けた割引です。
民泊を運営するにあたって、宿泊客の数は時期によって大きく異なります。
その浮き沈みに合わせて料金を調整するのが、民泊運営では大切なことなのです。
「キャンペーン」や「プロモーション」は、シーズンごとの料金設定に役立ちます。
閑散期にはシーズン割で安くして、少しでもお客さんが泊まってくれるようにしたり、逆に繁忙期は割引を解除して元の金額で集客してみたり、時期ごとの料金設定に活用できるのが魅力です。
また、Hotels.comではキャンペーンやプロモーションの特集や検索ができるようになっているので、設定することでお客さんの目に泊まりやすくなるのも特徴の1つです。お客さんが予約してくれる機会が増えるというわけですね。
その2.オープニングセール

特に民泊を始めたばかりの方や新しい物件で民泊を始めた方に該当する割引の方法です。
新規物件はまだリスティングのパワーがありません。この状態で稼働させても集客をするのは難しいです。
なので、オープニングセールを「プロモーション」を自作することで「高いクオリティで安い料金」を実現することが大事になります。
宿泊したゲストに、
「この料金でこのクオリティは安い!」というレビューをたくさん残してもらうことで、その物件は力を付けていきます。
ある特定の時期の割引だけでなく、民泊のスタートダッシュにも利用できるのが「プロモーション」の特徴です。
ホテルズドットコムのデメリット!しかし、デメリットはチャンスに変えられる!?

ここまでHotels.comの概要、キャンペーンやプロモーションなどの特典が豊富であるという特徴についてお話してきました。
ホストにとってもゲストにとってもいいことだらけのように聞こえますが、やはりHotels.comにもデメリットというのは存在します。
それは、ネットにホスト向けの情報が落ちていないことです。
Hotels.comに物件を載せるプロセスはおろか、Hotels.comはExpediaを介してしか物件の掲載ができないことも知ることができません。
Expediaに直接問い合わせるしか方法がないのはあまりにも不便ですよね。
他の宿泊予約サイトに比べて、取っ掛かりにくいのがHotels.comの大きなデメリットです。
エクスぺディアとの併用が必然的なホテルズドットコム!

さて、ここまでExpediaの兄弟分「Hotels.com」についてお話してきました。
ここで、要点をまとめておきましょう。
・Hotels.comはExpediaグループのサイトで、キャンペーンやプロモーションなどを用いた運営が大事
・Hotels.comに直接物件登録することはできない。
Expediaに掲載されたリスティング、プロモーション、キャンペーンがそのままHotels.comにも反映されるという仕組みになっているので、実質的に2つのサイトに登録したかたちになる。
・客層が広げられるチャンスにもなるので、ある程度集客ができるようになった物件には向いているサイトである。
大きく分けて、この3つが当記事での重要なポイントです。
特にHotels.comへの物件登録はExpediaを介さなければならないという点は他の宿泊予約サイトにはない特徴なので、絶対に覚えておいてください。
性質上、2つのサイトを同時に運営するということになりますが、ExpediaとHotels.comは予約日の同期が出来ているため、滅多にダブルブッキングは起こらないので安心してご利用できます。
同時に2つのサイトを運営することになるので、サイト間を超えた客層に向けて発信することができます。
と、ホスト向けの情報をお伝えしてきましたが、ホストの皆さんが旅行先の宿を探す際に利用することも非常にオススメできます。
特に「10泊したら1泊実質無料」というサービスは他の宿泊予約サイトに類を見ないものです。
物件を掲載するときも、旅行するときも、他の旅行サイトと一緒に併用してみると、新たな発見がありますよ。
「撤退するんじゃなくて今をなんとか持ちこたえたい」
こんな声を多数いただきました。
これを受けて、海外ではなく国内民泊利用者の集客に目を向けた「無料のホスト応援プラン」の提供を開始します。
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