当たり前ではありますが、民泊を運営する上でゲストとの鍵のやりとりは必須になります。
しかしその必須の鍵の受け渡しには、運営する上で見落とされてしまう重大な懸念点が多く含まれています。
重大な懸念ポイントとは
・直接会って渡すのはアポを取るのが大変
・受け渡し代行に依頼するのは月々の費用がかなり掛かってしまう。
・スマートロックを導入するにも初期費用が掛かるし故障が怖い
などがあげられます。
管理する物件の数が増えると、これらの懸念点もそれに伴うリスクもその分だけ増えてしまいます。
そんな懸念点とリスクを一気に解決できるのが、keycafeが提供している「keycafe smartbox」です。
Keycafe smartboxは、設置してある無人の鍵受け渡し端末から、ゲストが自分で鍵を受け取るシステムになっています。
※これが「keycafe smartbox」で、「端末」とはこれを指します。※
Keycafeの利用を始めるとホスト側が動く必要もなく、無人の端末を利用するので維持費用も安く済ませることができます。
いまの鍵の受け渡しシステムに不満をお持ちの方には、keycafeは非常に有効な解決策になりえるでしょう。
さて、このように鍵の受け渡しの問題点を一掃してくれるkeycafeについて、詳しいシステムや料金、利用方法や利用することによるメリットについてお話していきます。
是非読み進めてみて下さい!
Contents
鍵の受け渡しは無人化しよう!Keycafeの概要、keycafeとは一体?
Keycafeはカナダのバンクーバーに本社をもつ、「keycafe smartbox」という端末を運営、販売する会社のことです。
Keycafeが提供する「keycafe smartbox」という端末は鍵の受け渡しを無人化することで人件費や手間を削減し民泊やカーシェアリング、貸し会議室の運営をスムーズにするためのツールです。
端末であるsmartboxに鍵を預け入れて、利用者がその端末の設置場所で番号を入力し、鍵を受け取ることで無人化を可能にしています。
「keycafe smartbox」は鍵のロッカーのようなもので、ホスト側が用意した設置場所にてゲストに鍵を受け取ってもらうシステムになっています。
鍵管理の特徴としては、利用者が鍵を受け取ったタイミングや返却したタイミングを端末からの通知で管理者側が知ることができるので、鍵の保持状況を常に知ることができます。
チェックインとチェックアウトの大まかなタイミングを知ることができるのは安心です。
また、airhostという会社が提供しているチェックインタブレットを併用することでより詳細な管理が可能です。
Airhostとの連動については後程詳しく説明致します。
詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください。
Keycafeの利用方法とシステム、鍵の受け渡し方法‼
次にゲスト側が鍵を受け取る仕組みを説明します。
ゲストには、事前にkeycafeから受け取り方法が記載されたメールが送付され、そちらに記載してあるアクセス権を用いて端末から鍵を受け取ります。
例えばAirbnbからあなたが民泊の予約をしたとすると、予約の確定と同時に鍵の受け渡し場所であるkeycafe smartboxの設置場所と受け取り方法がメールで送られてきます。
これが予約と同時に全自動で行われるので、ホストからしても手間いらずで非常に便利!
さらに仮にゲストが道に迷ってしまったとしても年中無休で複数言語(日、英、中)に対応した電話サポートがついているので、
ホスト側にトラブルの連絡が来ることなく、ゲストは鍵を受け取ることができるのが大きな魅力となっています。
また、故障に対する即時対応もついている点も利用しやすいポイントの一つになっています。
2種類ある鍵を受け取る端末の設置場所について
次に、鍵を受け取るための端末の設置場所について説明致します。
設置場所がハウスからあまりに離れていては鍵を受けとるのが難しくなってしまいますので、端末の設置位置には注意が必要です。
その鍵を預ける設置場所については大きく分けて二つのパターンがあります。
一つはkeycafeがもともと設置している端末を利用する方法、もう一つはホスト側が端末を購入しご自身で端末を設置する方法です。
もともと設置してある端末、というのはkeycafe社がローソンなどのコンビニに設置しているsmartbox端末があるのでそちらを利用する、という形になります。
ここから2パターンに分けて説明します。
もともと設置してあるsmartbox(端末)を利用する方法
こちらは物件の件数が少ない、または様々な場所に物件をお持ちの方に適している端末の利用方法になります。
このような方はコンビニなどに設置されている物件の最寄りの端末を利用すると、ゲストにとって負担がすくなく効果的です。
コンビニにはこのような形で設置してあります。
ただし、端末の設置場所は、日本だと
東京、大阪、沖縄、福岡、長崎に限られるので注意が必要です。
それぞれの詳しい位置についてはこちらのリンクからkeycafeのホームページに飛んで確認してみてください。
ご自身で購入した端末を利用する方法
こちらはマンションなどの同じ建物一棟の中で、複数の部屋を民泊として利用している方におすすめする利用方法です。
Keycafeがもともと設置している端末を利用することもできるのですが、場所さえあれば新たな端末を買い、ご自身の希望の設置場所に端末を置くことも可能です。
一棟で複数の部屋で民泊をされている方はその物件のエントランスなどに設置すると、ゲストが鍵を受け取りやすいです。
例えば、8部屋ほどのマンションを1棟所有していて、部屋ごとに民泊を運営したい場合を想定します。この場合マンションの入り口にこの購入した端末を付けておくと、ゲストはそこで各々鍵の出し入れをして民泊を利用する形になります。
ゲストとしても鍵を受け取る場所がハウスのほぼ横になりますし、ホスト側としてもゲストが鍵の受け取りに迷うことなく鍵を受け取ることができ、お互いにとってwinwinな鍵管理が可能です。
それでは次に料金形態についてご説明致します。
端末の利用料金について
次に料金形態について説明致します。
Keycafeの料金形態は端末の利用方法によって異なり、大きく分けて2種類存在します。。
まずは、もともと設置してある端末を利用する場合の料金形態について見ていきましょう。
もともと設置してある端末を利用する場合
1つ1つの鍵に対しては以下のような3パターンの料金プランが容易されています。
3つあるものの、民泊を運営される方にとって、長くても10日間のゲストが月に1,2回いるくらいでそれ以外は短期間の利用になりますので、一番右の月額1980円のアンリミテッドプランがおススメになります。
例えば、鍵の出し入れが1か月間し放題のkey stationのプランは月々以下のように8000円の費用がかかるので、keycafeの費用は破格といえます。
ご自分で端末を設置される場合
建物一棟を使い複数の部屋で民泊を運営している方にとってはご自身で端末を設置するのがおススメでした。
この場合の端末のサイズは2種類あり、鍵が10個入るボックスと23個入るボックスが存在します。
それぞれの料金は以下のようになっています。
ここで、注意すべきなのは鍵の管理数によらず月々のシステム利用料金が7900円かかる点です。
初期の購入費用に加えて維持費もかかりますので注意が必要です。
多くの鍵をこれだけの値段で管理できると考えると、料金はかなり安いほうであると言えます。
参考程度に他の鍵管理システムとの比較を載せておきます。
比較対象は、鍵の受け渡し代行の大手であるKeystationとスマートロックの代表格であるRemoteLOCKになっています。
一棟丸ごとのシミュレーションは、1棟の中に8物件の民泊を経営している場合を仮定しました。
1件ごとの場合 | keycafe | keystation | RemoteLOCK |
初期費用 | 0 | 0 | 35000 |
月額利用料 | 1980 | 8000 | 2000 |
設置後1年間でかかる費用 | 23760 | 96000 | 59000 |
一棟丸ごとの場合 | keycafe | keystation | RemoteLOCK |
初期投資 | 79800 | 0 | 280000 |
月額利用料 | 7900 | 64000 | 5500 |
設置後1年間でかかる費用 | 174600 | 768000 | 346000 |
こちらの表からKeycafeはかなり料金が安くなっていることが分かります。
料金について説明したところで、次にKeycafe唯一の弱みについて説明します。
Keycafe唯一の弱み
ここまでKeycafeのシステムについてお話してきました。
Keycafeが鍵の受け渡しの無人化に非常に役立つことがお分かりいただけたと思います。
しかし、そんなkeycafeに唯一問題点があります。
それは、airbnbとしかサイト連携しておらず、airbnb以外からのゲスト予約時には鍵への案内を手動で各ゲストに送らなくてはならない、という点です。
AirbnbはKeycafeと正式パートナーとして提携を結んでいますので、Airbnbからの予約成立時には、ゲストに鍵の端末までのアクセス方法と受け取るための認証が自動で行われます。
しかし、Booking.comや自在客のような他の民泊掲載サイト(OTA)からの予約時には連携がないため、管理者側が手動でそのゲストにメールを送付しなくてはなりません。(Booking.comとも提携してはいますが、正式パートナーではないためAirbnbとの間のような自動システムはありません。)
鍵の受け渡しシステムを確立したとはいえこれは少し面倒です。
でも実はこのkeycafe唯一の問題点を解消する方法があるんです。
そちらを次の項目でお話しましょう。
Keycafe唯一の弱みを解消する、Airhostとの連携
引用:Airhost
そう、Keycafe唯一の弱点であるAirbnb以外のサイトとの無連携問題を解決するのがこのAirhostです。
Airhostは複数のサイトに民泊を掲載する際の管理システムや宿泊台帳を自動作成してくれる便利なサービスのことです。
このAirhostを利用することにより、Booking.comや自在客のような民泊掲載サイト(OTA)とKeycafeを連動させることができ、すべてのサイトからKeycafeの案内をゲストに自動で送ることができるようになります。
また、Airhostにはサイトコントローラーとしての機能もあり、複数サイトに民泊を掲載する上で問題になるダブルブッキングトラブルも解消できるため、まだ導入していない方にはおすすめのサービスになります。
Airhostやサイトコントローラーについてもっと知りたいという方はこちらの記事も参考にしてみてください!
https://hotelobo.jp/blog/2019/05/22/site_controller/
今現在Airhostを利用している方にとって、Keycafeはすでにすべてのサイトとつながっているといっても同然なので、今のままでスムーズにKeycafeをご利用いただけます!
非常に便利なKeycafe、最後にポイントをまとめて紹介
Keycafeは
特徴
・鍵のロッカーのようなサービス
・鍵の受け渡しを無人化することが可能
・費用を安価にすませることが可能
利用方法
・物件近くに設置してある端末を利用する
・マンションなど一棟丸々民泊にする場合、端末を購入して利用する
となっていました。無人で鍵の管理が可能であり、他の鍵のシステムと比べるとかなり費用が安く済むというのが特徴でした。
また、Airbnbとの連携により、予約と同時にゲストに鍵の受け渡し方法が自動で送付されるのが魅力ではありましたが、同時に他のサイトとの連携が取れていません。
これを解決して他のサイトとも連携をするにはAirhostを併用する必要があるのでした。
このようにKeycafeは鍵の受け渡しを無人化することにより手間を省き民泊運営をスムーズにするのに役に立つのでした。
他にも鍵の受け渡し以外にhandyやTRIP PHONEのようなゲスト対応を無人化するツールも存在します。
https://hotelobo.jp/blog/2019/07/02/trip_phone/
鍵関係の悩みを解消したい方はぜひこのkeycafeを利用してみてはいかがでしょう?
「撤退するんじゃなくて今をなんとか持ちこたえたい」
こんな声を多数いただきました。
これを受けて、海外ではなく国内民泊利用者の集客に目を向けた「無料のホスト応援プラン」の提供を開始します。
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