アジアヨー・ドットコム

日本に友好的!?台湾No.1の民泊サイト、AsiaYO.com!

皆さんは日本のご近所、台湾で最大手の民泊サイトがあることをご存知でしょうか?

名前は「AsiaYO.com(以下AsiaYO)」。2014年に運営を開始して以来、急成長を続けているサイトです。

Aribnbと比べるとまだ知名度は低いですが、2016年に日本進出を果たしています。

日本国内の民泊物件を掲載するなどして、台湾の訪日客を対象としたマーケティングを展開しています。

AsiaYOの利用客の9割は台湾人と香港人だといわれており、主に台湾周辺で力を付いてきている民泊サイトです。

「台湾なんて小さい国気にせず、とりあえずAirbnbをやっておけばいいでしょ」

「Airbnbの方が世界的なシェアがあるんだから、AsiaYOは別にやらなくてもよくない?」

こんなことを思っている人は、この記事を開いたホストの方々ならまずいないとは思いますが、もし思った方がいらっしゃったならそれは大きな間違いです。

なぜなら、日本を訪れる観光客の約40%以上が中国・台湾・香港から来ているからです。

みなさんも街中で見かけると思います。

家族連れで大きなスーツケースを引きながら、一生懸命地図アプリを見ているアジア系観光客の姿を。大抵中国語を喋っていますよね。

私は1日1回は必ず見かけます。

特に台湾の訪日観光客の増加は著しく、過去6年間で台湾の観光客は約329万人増加し、伸び率は約69%もあります。東北の震災で観光客数は一時期落ち込んだものの、現在は回復するどころ倍以上まで膨れ上がっています。

また、台湾人はリピーターが多いです。

2018年観光庁が実施した調査では、日本観光に4回以上に訪れたことがある台湾人は47%であるという結果が出ました。中でも10回以上来訪したことがある台湾人は約15%もいました。

台湾は日本のヘビーユーザーでもあるのです。

そんな台湾を拠点とするAsiaYO。外国人を視野に入れた運営がしたい方ならば利用してみるのも1つの手です。

この記事では、AsiaYOの概要、特徴、AsiaYOが行った日本を意識した業務提携、利用する際に注意しなければならないことを解説していきます。

この記事を読めば、どのようにAsiaYOを利用すればいいのかが99%わかりますよ。

東京、関西など、台湾の訪日客に需要がある地域で民泊をしようとしているホストの方はぜひお読みください。

競合なしで1人勝ち!?台湾の民泊サイト「AsiaYO.com」とは?

冒頭で台湾の訪日観光客事情を軽くお話したところで、ここから本格的にAsiaYOの概要をお話していきたいと思います。

「AsiaYOってよくわからないど、どんな会社なんだろう?」

「今はどれくらいの規模の物件を運営しているんだろう?」

と疑問を持ってる方はぜひ読み進めてください。

表にまとめてみましたので、まずはざっと情報を見ていきましょう。

名称 AsiaYO.com
国名 台湾
設立 2013年(民泊プラットフォームの運営開始は2014年)
リスティング数(総数) 約50000件
リスティング数(日本) 約2000件
展開している国 台湾、日本、韓国、タイ、香港
公式サイトURL https://host.asiayo.com/

2014年、「AsiaYO.com」は台湾で民泊プラットフォームの運営を開始しました。

当時、隣の中国には既に「自在家」や「途家」など複数の民泊サイトがありましたが、台湾には国産の民泊サイトがありませんでした。競合他社がなかったAsiaYOは瞬く間に急成長し、サイト全体の予約数が毎月20%の伸び率を記録していました。

そして2016年、AsiaYOは日本に進出します。

日本の旅行先1位が東京、2位が大阪である台湾。

AsiaYOにとって、日本は見逃せない市場だったのです。

日本に対する戦略として、AsiaYOは「楽天LIFULL STAY」や「手間いらず」「ねっぱん!」など、日本の民泊に携わっている企業や管理システム会社を提携を組み、日本の物件の獲得や一元管理システム技術などを導入し始めています。

アジア、特に台湾から日本へのインバウンドを対象に、民泊を提供できるようにしたわけですね。

逆に、日本からアジアへのアウトバウンドを狙うにはまだ頼りない印象です。

なんせAsiaYOの利用者層の9割が台湾・香港ですからね。

また、日本の他にも韓国やタイのインバウンドも強化しており、今後はアウトバウンドにも着手する予定であると発表しています。

日本には現在、AsiaYOに掲載されている物件が約2000件以上あるとされています。全世界で見るならば約50000件の物件が掲載されています。

ですがこの物件、Airbnbのリスティングとは大きく違う点があります。

次はその話も踏まえて、AsiaYOの特徴についてお話しましょう。

Airbnbと全然違う!?AsiaYOの他民泊サイトと異なる特徴とは?

「ユーザーの9割が台湾・香港人」

「日本へのインバウンドを対象にマーケティングを展開中」

これらもAsiaYOの特徴ですが、この見出しではさらに掘り下げてAsiaYOの特徴についてお話したいと思います。

具体的言えば、「AsiaYOはBtoCのサービスが主流」「ゲストに対して直接対応するカスタマーサービス」です。

AsiaYOの具体的な業務スタイル・特徴を挙げて、他のサイトとは違う長所を見ていきましょう。

AsiaYOはBtoC!台湾の趣向にあった民泊運営スタイルとは?

しかし、AsiaYOは法人ユーザーと個人ユーザー、つまりBtoCの取引を主としています。

台湾でいうところの「民泊」は1つの施設内にある複数の部屋を同時に貸し出している、日本でいう「民宿」に近い形態を取っています。

台湾人は家族や友人などグループで旅行するのが好きで、泊まる際にも複数の部屋がある物件を好む傾向があります。

例えば、

マンションの一室、ホテルの一室。皆さんはこのような区分で泊まると思いますが、台湾人の泊まり方は、

「マンション丸ごと!」

とか

「ホテル丸ごと!」

と建物単位で泊まりたがるのです。

マンションやホテルと単位が大きくて大げさに聞こえるかもしれませんが、イメージとしてはこんな感じです。

なので、日本の認識で一室ごとに貸し出すのではなく、持っているアパートや戸建てを一棟ごと貸し出して、団体の台湾人ゲストに施設ごと貸切で利用してもらう方がウケがいいのです。

日本のホストの方々も、AsiaYOを利用して集客するならば、そのような複数の部屋があるアパートのような形態を取ると良いでしょう。好きな日本でそういった物件があるならば泊まってくれる可能性が高いです。

「アパートなんて持ってないよ!」

という方は最大10人泊まれるような部屋があると集客を行うことができますよ。

ホストは何もしなくいい!?AsiaYOのカスタマーサービスとは?

AsiaYOでは、ホストの代わりに直接ゲストの対応をしてくれます。

図にすると、

AsiaYOのゲスト対応の流れ

ホスト→(掲載)→AsiaYO⇔(カスタマー)⇔ゲスト

といった感じです。ホストがAsiaYOに物件を掲載するだけで、ゲストの対応はAsiaYOのカスタマーサービスが行ってくれます。

カスタマーでもわからないことがあればホストに問い合わせがくる可能性もありますが、基本はAsiaYO側で対応してくれます。

どの民泊・OTAサイトでもゲストの対応はホストが担うことが多いです。

例えばBookingではオーバーブッキングなどの予約に関する対応しかしてくれないので、ホスト・ゲスト間の問題にはあまり関与してきません。

民泊を運営したことのあるホストの方々ならわかると思うのですが、ゲストの対応ってかなり大変ですよね。

ゲストの満足度を損なわないために気を遣いますし、もし損ねてしまったレビューで低評価を付けられて評判が悪くなり、収益が減りかねません。

AsiaYOであれば、そのような大変なところを肩代わりしてくれます。

今まで苦労してきたホストの方には嬉しい特徴ですね。

AsiaYOと楽天のwin-winな関係!

2016年に日本に進出して以来、AsiaYOは日本への台湾のインバウンドに力を入れている。

何故なら、何度か言った通り、台湾の訪日客数が年々増加しているからです。

また、訪日客数だけでなくリピーターもかなり多いことから、台湾で日本の物件を紹介すればAsiaYOの利益は上がるわけです。

そして、2017年7月にAsiaYOは民泊予約サイト「Vacation Stay」を運営する楽天LIFULL STAYと業務提携をしました。

内容は「Vacation Stay」に掲載する日本国内の物件情報をAsiaYOに同時掲載するというものでした。

各々の目的としては、AsiaYOは日本国内の掲載物件数を増やすことができ、楽天LIFULL STAYは台湾からのインバウンドを増やすことができます。

これがAsiaYOにおける日本進出の顕著な例です。また、AsiaYO側からの台湾物件の共有がなかったことから、まだ日本から台湾へのアウトバウンドには取り組んでいないことがうかがえます。

この動きは日本のホストにとって収益につながるものです。

台湾人は日本の「お得意先」ですから、そのチャンスを逃す手はありません。

しかし、仮にAsiaYOに物件を登録して、掲載を開始したとしてもただ載せるだけでは台湾の訪日客は予約を入れてくれません。

外国人観光客を招致するにはまず、言語対応をしっかりしなければなりません。

AsiaYOならば主に中国語です。そこにさらに英語、韓国語があるとだいたいの訪日観光客に対応できます。

「言語は日本語しかできません!」

という方は民泊の運営代行に委託しておけば対応してくれます。

英語に対応可能な運営代行なら中国語も対応してくれますので、ぜひ参考にしてみてください。

閑散期の救世主は台湾人!?AsiaYoを甘く見てはいけない!


さて、ここまで話をしてきてAsiaYoの良さを理解していただけたと思います。

ですが、こんな疑問を持っている方が多いのではないでしょうか。というのも、

「台湾人って収益に影響なさそう・・・」と。

具体的にはこの後にお伝えしますが、民泊には繁忙期と閑散期があります。

運営しているホストであれば理解していると思いますが、閑散期を知らないと収益的にも精神的にもかなり追い込まれてしまいます。

集客数が落ち込むだけではなく、ひどいホストであれば予約がまったく入らないということになってしまいます。

その閑散期の悩みを解消してくれて、利益をもたらしてくれるのがAsiaYoから集客ができる台湾人やアジア人なんです。

ただ、他にもアジアに強い民泊サイトがある中で、AsiaYoがいいのか?まで他のサイトには書かれていない運営するために超重要な理由をお伝えします。

Airbnbなどの閑散期は、AsiaYoの繁忙期!


一般的に言われている民泊の繁忙期と閑散期があります。

これは季節需要と国や地域によって変わってきますが、基本的には下記の期間になります。

繁忙期:3月、4月、5月、7月、8月、10月、11月
閑散期:1月、2月、6月、9月、12月

欧米の旅行シーズンが重なるのが繁忙期になります。

ですが、面白いことに台湾人の旅行シーズンは微妙にズレているのです。

台湾人の日本旅行の多いシーズンが、
1〜2月(旧正月)、4月(桜需要)、7〜8月(夏休み)、9〜11月(紅葉鑑)

に伸びる傾向があります。

しかも、民泊は20~30代の若い方がメインです。若いカップルや友人同士、小さな子供を連れた家族など、そういう世代の利用率が一番高いです。

なので、1Kや1Rよりも1LDKや2部屋以上の民泊物件が人気。

デモグラフィー的(人口統計学的)に、欧米の方とアジア圏の方とでは繁忙期や閑散期が異なるので、欧米の方が減っている時期にAsiaYoから台湾人のゲストが入ってくるのを狙うことができます。

なので、民泊新法であっても、旅館業法であっても閑散期を繁忙期に近づけるためには、日本旅行の人口が増える台湾人をいかに集客するかが重要になってくると言えます。

そのためにAsiaYoを有効活用して、Airbnbやブッキングドットコムの大手民泊サイトとは別に収入を確保させた安定した運営を可能にしてくれます。

AsiaYoを利用する台湾からのゲストが宿泊する地域とは?


東京と大阪は物件が多いですし、観光の拠点として特に予約が集中します

あと、台湾から近い沖縄や九州などによく行かれますし、北海道もとても人気があります。

最初はまず東京や大阪といったメジャーなところに行きますが、リピーターが多いので「今回は行ってないところに行こう」と日本のさまざまな地方に訪問される方も多いです。

台湾から日本は近いですし、LCCも飛んでいますからね。

AsiaYoを利用するアジアの顧客は、平均1ヶ月半前から予約を入れるケースが多く、予約がチェックイン日ぎりぎりに集中することはありません。

そのため、AsiaYoに物件を掲載することで、先が見える安心した運営をしやすいとホストの間では評判です。

AsiaYOは現状ホスト向けのサイト!ゲスト利用としてはまだまだ難しいけれど……

本記事ではAsiaYOの概要と特徴、利用する際に注意しなければならないことについてお話してきました。

AsiaYO、覚えていただけたましたでしょうか?

アジア圏を中心に運営しており、特に拠点である台湾ではNo.1の民泊プラットフォームです。

海外事業は主に台湾人のアウトバウンドを狙った物件掲載ですね。特に台湾人来訪客数1位である日本では、楽天LIFULL STAYと提携して日本の物件情報を掲載させてもらい、お互いwin-winの関係を築いています。

また、台湾では日本ほどAirbnbの存在感はありません。それこそAsia.YOや「agoda」の方が使われているようです。

一度お話しましたが、中国には「自在家」「途家」が、東南アジアには「agoda」があるように、国や地域によって使われている民泊プラットフォームが違います。

世界中の国々すべてが「Airbnb」か「Booking.com」というわけではないのです。

ご自身が所有している物件の場所、特徴によって、民泊プラットフォームを使い分ける、あるいは併用するのが、外国人集客においては重要というわけですね。複数のプラットフォームを扱うのが大変な場合は民泊の運営代行に頼むのも1つの手です